公認会計士・税理士 森 智幸
日本経済新聞関西版の記事によると、京都で京都ホテルオークラなどを運営する京都ホテルは、調理人を飲食店に派遣して、調理技術を伝授する事業を始めたということです。(「京都ホテル、飲食店に調理人派遣」(日本経済新聞2021年4月3日))
現在は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、多くのホテル及び飲食店は、ともに大変厳しい状況となっています。
そのような厳しい状況ではありますが、この事業は、飲食店が一流ホテルの技術を学ぶことができる機会でもあります。
一方、ホテル側としては、ホテルの運営規模からすると大きな金額にはならないかもしれませんが、少しでも稼働率を上げることで固定費の回収につながります。
この事業は、今後、他のホテルにとっても新たなビジネスモデルになるかもしれません。
執筆者:公認会計士・税理士 森 智幸
令和元年に独立開業。株式会社や公益法人のガバナンス強化支援、公益法人コンサルティングなどを行う。
PwCあらた有限責任監査法人リスク・デジタル・アシュアランス部門ではアドバイザリーや財務諸表監査を行う。
これまで、上場会社の財務諸表監査・内部統制監査、アメリカ合衆国への往査、公益法人コンサルティング、J-SOX支援、内部統制構築支援、社会福祉法人監査などに携わる。執筆及びセミナーも多数。